ダウン症の発症原因と身体的特徴

胎児の先天性異常の一つとしてダウン症があります。これは特定の染色体の数が通常の数よりも多いことで発症するもので、二十一番目の染色体が多い事が分かっています。これは胎児の染色体の分離が正常に行われなかったケースが非常に多く、母親の出産年齢が高いほど発生頻度は増加し、胎児に影響を与えるものとなるのです。特に、四十歳以上の出産では、その発症率が大きくなることが知られています。

この染色体は元々一つの細胞である受精卵から、細胞分裂を繰り返し分化する事で成長していきます。そして、胎児から成人になるまでにこの細胞分裂は無数に繰り返され、身体が形成されていくのです。そして、この染色体はどの細胞も同じで、染色体が特定の個人を形作るすべての遺伝的な情報を持っていることになります。そのため、この染色体は身体の設計図的な役割を担っているのです。

そして、このダウン症は、赤ちゃんの中では頻発する染色体異常で、ダウン症の発生する頻度は母親の出産年齢と深い関係性があり、高齢出産になるほど増加することが多くなります。これは卵子が形成される過程で起こる染色体の不具合が原因となるためで、染色体の分離が正常に行われない事が大きな原因となるのです。しかしながら、このダウン症の発症は、父親側の染色体に原因があることもあり、複合的な要因が関係しているケースもあります。

このダウン症の身体的な特徴としては、顔の中心部の成長が遅れ、吊り上った状態の目が特徴となります。また、身体的な特徴としては、舌が長くなる傾向があり、そのほかにも様々な身体的な特徴があらわれる事になります。

そして、このダウン症では、精神の発達の遅滞が顕著になり、社会的な生活に支障を来たす精神的な障害をもたらす事が大半です。そして、ダウン症では先天性の心疾患が多く発症する事が知られており、食道の閉鎖症や白血病などの疾患に加え、甲状腺の機能障害なども多くなります。