妊婦さんが受ける主な検査

胎児の先天性異常は妊娠中の段階である程度調べることができます。先天性異常とは、体の機能や精神的な障害のことです。一番多いのが心臓の障害で、心臓の発達が未熟な状態などがあり、血液を送り出すことができなくなります。

次に多いのが唇の障害で、口が縦に裂けてしまっている口唇裂や口蓋などです。他にもダウン症や四肢の欠陥、消化器官の異常などがみられますが、手術で回復できる障害もあれば、最悪の場合、死亡してしまうこともあります。

こういった先天性異常があるかどうかを、産まれる前の胎児の段階で調べることで、胎児の病気が見つかった場合は、お腹の中にいるときから治療を進めることができますし、障害があった場合は、適切な養育環境を整えることができます。出産を控えた母親にとっても、検査をしておくことで安心して出産することができます。

主な検査には、「超音波検査」、「羊水検査」、「血液検査」を行います。超音波検査は、お腹の中を超音波で見ることで、胎児の異常を確認します。四肢の欠陥や、ダウン症の症状など目視によってわかる異常や心臓など臓器の異常を判断します。異常がある場合、だいたい妊娠10週あたりから体に変化が起こるので、その時期から検査を行います。

羊水検査は、妊婦のお腹から羊水を採取し、その中に含まれる細胞を調べることで、胎児の染色体異常があるかどうかを判断します。妊娠15週~17週の時期に行う検査で、お腹に長い針を刺して羊水を摂取するため、麻酔をかけて検査します。感染症や流産が起こるリスクが少なからずありますが、そのリスクは少ないものになっています。

血液検査は、妊婦の血液を採血して、血液内にある細胞から胎児の染色体を調べるものです。この方法は特にダウン症などの異常を見つけるのに適していて、全ての異常を見つけられるわけではありません。血液検査も妊娠15週~17週の時期に行う検査です。

超音波検査は一般的な病院であればどこでも行っていますが、羊水検査と血液検査は病院によっては実施していない病院もあります。また、保険適用外のため費用がかかることもありますので、しっかりと調べてから検査を行いましょう。